レンズスタイルカメラ　SONY QXシリーズ

2024年10月16日 2024年10月16日

J_satsueikan

1.新しいカメラシステム

本論に入る前に、現状新しいカメラシステムと言われるもの（言葉）を整理しておこう。

Webカメラ
Webカメラとは、インターネットを利用して、映像を配信するためのカメラのことで、主にビデオ通話や会議などをする際に利用されてきた。広義にはライブカメラとも言う。一般的に、撮影された画像は、リアルタイム、または一定間隔で保存される。スマートフォンのインカメラ*やPCカメラも、広義にはWebカメラの一種といってよい。ここ最近のwebカメラは、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからも手軽に使えるため、子供の留守やペットを見守るカメラとしても利用法が広がっている。

見守りカメラ
スマートフォンやタブレットで手軽に家の中を確認できるネットワークカメラ。子どもの帰宅、留守中のペットや介護中の高齢者、自宅や店舗の様子をいつでもどこでも確認することができる。

スマートカメラ
CPUや専用プロセッサなどを搭載し、画像の入力だけでなく画像処理も内部で行えるインテリジェントなカメラのこと。単体でマシンビジョンとして機能する。産業用カメラの基本性能に加えて、LAN・DIOなどの通信機能や、Webベースのグラフィカルなユーザーインターフェースによる優れた操作性を備え、アプリケーション開発環境が整っていることなどが特長である。

＊スマートフォンはその多くが2台のカメラを搭載している。
1台は背面に、もう1台は液晶パネル側に搭載することで、外側の景色と手前方向の両方をスマホの向きを変えることなく撮影できる。こちらが「インカメラ」で、ビデオ通話や自撮り(セルフィー)が主な目的で、風景や人物を美しく撮ることが求められる背面側のカメラ(アウトカメラ)と比較すると、スペック的には劣っていたが、セルフィーの需要が高まるにつれ、インカメラの性能/画質が重視されるようになってきた。

ロジクール(LOGICOOL) HD プロウェブカム【C920t】
フルハイビジョン画質でのテレビ電話、動画撮影が可能。カールツァイス社のレンズを搭載し＋デュアルマイクを搭載しており、より臨場感のある音声録音が可能

プラネックス(PLANEX) 【CS-QR10】
スマートフォンやタブレットで、QRコードを読み取るだけで簡単に使うことができる。留守番中の子供やペットの見守りはもちろん、動体検知＆録画モードにも対応しているので、防犯カメラとしても使える

プラネックス(PLANEX)カメラ一発! 【CS-W70HD】
パン180°・チルト90°に対応しているので、従来のwebカメラよりも広い範囲を撮影することが可能。温度センサーによる異常温度検知機能や、音声双方向機能を搭載しているので、いろいろな用途や環境で使うことができる

2.レンズスタイルカメラ

SONY QXシリーズ

レンズスタイルカメラとは、本体に液晶を持たず基本的にスマートフォンと接続しスマートフォンを液晶代わりに操作を行なう一眼カメラのレンズの様な形をしたカメラです。
本体がコンパクトなので以下のように様々なスタイルで撮影が可能です。

①アタッチメントが付属しており、スマホに装着しコンデジのように撮影するスタイル

②スマホから離してフリーアングルでの撮影
・スマホの画面でフレーミングを確認しながらの自分撮り
・通常のカメラやスマホでは出来ない自由なアングルでの撮影

③スマホがなくても撮影可能
ズームレバーとシャッターボタンが本体に搭載されているので本体単体での撮影も可能

◆スマートフォンやタブレットの大画面で撮影＆確認
カメラの操作はすべてスマホから行うことができます。液晶画面上でシャッター、ズーム、フォーカスの操作ができるほか、被写体にタッチしてピントを合わせる「タッチAF」。撮影後のプレビュー時や再生時、ピンチアウト・ピンチインで画像の拡大・縮小ができます。構図の確認から、細部のピントの確認まで、直感的な操作で行えます。また、タブレットを使えば大画面での撮影後確認ができます。
撮影した写真はカメラ本体とともに、スマートフォン本体にも保存されるので、スマホで撮った写真と同じ手軽さでSNSにアップロードすることができます。また、写真はクラウドにも自動保存されるので、わざわざ転送をする手間なく別の端末や自宅のPCなどから見ることも可能です。