大判デジタルならではのアオリ撮影⑤バックシフト

今回はカメラ後部のシフトを使ったテクニックを説明します

レンズが像を結ぶ範囲をイメージサークルといいます

画面の端によった被写体はどうしても歪んでしまいますが イメージサークルの中央に商品をセットすれば歪みません

イメージサークル内で撮りたい構図になるように カメラ後部のアオリを使ってシフトしていきます

これまで解説してきたアオリ技法はデジタル一眼用のシフトレンズを使用してもある程度は可能でした

でもビューカメラならではのアオリ機構でなければ出来ないテクニックもあります

今回はカメラ後部のシフト(左右)を使ったテクニックを説明します

 

説明用にミニチュアのボトルを広角レンズで接写してみます

商品を右端に寄せた構図ではボトルが大きく歪んでしまいます

いったんボトルが中心になるようにカメラをセットして、

カメラ後部のアオリを使ってシフトして構図を整えていきます

ボトルが歪まないまま右端の構図にすることが出来ました

レンズが像を結ぶ範囲をイメージサークルといいます

画面の端によった被写体はどうしても歪んでしまいますが、イメージサークルの中央に商品をセットすれば歪みません

イメージサークル内で撮りたい構図になるようにカメラ後部のアオリを使ってシフトしていきます

▲通常カメラでの撮影とバックシフトを使った撮影の比較

バック部のアオリを使用すれば通常では出来ない高度な作画が可能になります

 

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